すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

最も貧しい国といわれているミャンマーには、送電網がなく、無電化地区は4~6万ケ所といわれています。一ケ所あたり100人の集落と試算した場合、電気がない生活を送っている人の数は400万人~600万人にのぼります。夜は足元が暗いたため、毒蛇に気が付かず咬まれて命を落とす子も多く、また、部屋に明かりがないため、暗くなると勉強ができません。

私たちは、こうしたミャンマー無電化地域に「遠赤PV充電型ハウス」を作って電気を供給するよう構築を進めています。遠赤PV充電型ハウスは、太陽光パネルと蓄電池を活用した、太陽光独立電源パッケージです。

この遠赤PV充電型ハウスを使って、子ども達が勉強しやすい環境を作ったり、夜間は蓄電した電力を使うことで、電灯の下で勉強できるようになります。また、子ども達の命を脅かす毒蛇の血清を冷蔵保存しておき、命を救うことも可能になります。