陽光桜の生みの親である高岡正明氏は、先の大戦中に青年学校の教員をしており、多くの教え子たちの戦死を目の当たりにしました。子どもたちの中には、暑い国で命を落とした子もいれば、寒い戦地から帰ってこなかった子もいました。

戦後、高岡氏は、その教え子たちの鎮魂と世界平和を願って各地に桜を贈ることを決意。しかし、当時どんな土地にでも適応する桜はありませんでした。

そこで、200種類もある桜の中から交配を試し続け、ようやく寒さに強い「アマギヨシノ」と暑さに強い「タイワンヒザクラ」を選び出し、25年かけて生まれたのが「陽光」なのです。

この実話を元に作られたのが、映画「陽光桜」なのです。