現在私たちはミャンマーにおいて、戦没者供養・鎮魂・平和のための植樹プロジェクトを進めています。
このプロジェクトは、ミャンマー国内でも最も貧困地域であるチン州で進めており、同州出身のヘンリー・バン・ティオ副大統領との意見交換の中で実現しました。
同州で建設が進んでいるダムの周辺や、空港まで続く約200キロの街道沿いに、陽光桜、大島桜、イロハモミジなどを植えていく予定です。植樹する本数は、すべて合わせてなんと約5万本を計画しており、自然環境の整備とエコツーリズムの確立を目指していきます。
植樹する一帯は、戦時中にインド北東部の攻略を狙った日本軍が多くの死者を出した地域です。この地は別名白骨街道とも呼ばれ、今の多くの遺骨が残されたままとなっています。
私たちはこの地に、秋は紅葉、春は桜と日本の美しい四季を再現することで、戦没された方々の御霊を慰めると同時に、観光客の増加によって、地元の経済に貢献したいと考えています。
植樹の第一弾として、2018年の2月に桜を計1950本植樹し、第二弾の今年2019年1月には、イロハモミジ3000本を届けました。
植えたときは高さ1メートル20センチだった陽光桜が、今年は170センチを超える高さに成長しています。